りんごの保存方法 りんごをおいしいまま長く保存する方法「保存法」です

☆★ 林檎をよりおいしく食べるために ★☆

 りんごは温度差があると傷みが早くなりますので、保存は、冷蔵庫の野菜室など、低温で湿度の高いところで、薄めのポリ袋に入れて置くと長持ちします。
しかも冷やした林檎は美味しくなります。

 果糖は冷やすとアルファ型からベータ型に変化して、甘さを増します。

1ヶ月以上も保存するような場合は密閉した薄めのポリ袋内にさらに新聞紙を入れて冷蔵庫に入れるのが良いようです。

 りんごが呼吸して出す炭酸ガスや水分を新聞紙が吸着してくれます。

りんごはエチレンガスを多量に発生させるので一緒に置いてあるほかの果物の熟成を早めて早く痛んでしまうので、成るべく他のビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室などで保管します。(バナナやキウィフルーツもエチレンガスを発生させます)逆にじゃがいもの発芽は防ぎますので、じゃがいもの入った袋にりんごを1個入れておくとじゃがいもの保存に効果があります。

 量が多くて冷蔵庫に入りきらない時は、必ず低温で気温の変化が少なく、日光の当たらない所で保存しましょう。

 通常10〜11月以降は寒いので大丈夫ですが、ストーブの熱などのあたる暖かい場所へ置いておくと、特に蜜入りなどは一週間ももたない場合があります。

☆★ りんごの『油あがり』について ★☆

 りんごの表面が油っこくなっているのは、りんごの成熟過程で生理的に分泌される物質によるもので、りんごが熟すにつれて果実の部分にリノール酸とオレイン酸と言う脂肪酸が増えてきて、皮に含まれているノナコ酸やメリシン酸などの固形物質を溶かす事によって生じる現象です。

 これらの物質には害はなく、中でもリノール酸とオレイン酸は不飽和脂肪酸と言われ、栄養価の高いものです。

 『油あがり』と呼ばれる現象は「つがる」や「ジョナ・ゴールド」・「千秋」などに多く見られ、よく熟しており、食べ頃の証でもあります。

☆★ りんごの変色について ★☆

 りんごの皮をむいてしばらくすると、茶褐色に変色しますが、これは果肉中の成分(クロロゲン酸、及びカテキン酸)が酵素(ポリフェノールオキシダーゼ)によって酸化されるためです。

 褐変を抑えるには、ビタミンC液、食塩水に浸すと効果があります。食塩水の場合は0.85%位の濃度にし、約15分つけると変色を防げます。

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